『あんスタ』白雪姫『男主』

騎士と兎 ページ36

瀬名泉side

遊木「トモくん！！」



ゆうくんがかけよれば、根暗は驚いたようにしたがすぐに微笑んだ



「真先輩！」



瀬名「･･･王様、久しぶり」



月永「！なんだお前Knightsとも知り合いなのか？」




こっちとは目も合わせずにクソガキに話しかければ彼は困ったようにし



「えっと真先輩は知り合いというか･･･
あとは、嵐お姉ちゃんは優しい人です！」




鳴上「ええ！この子私のお気に入りなのよぉ！！」



瀬名「王様、この子遊木真
アンタがいない間にKnightsに入った子。」



月永「！！へぇ、随分と未熟者を入れたんだな

まぁ俺には関係ないけど」



は？！と食いつこうとした時だ


ぐいっと彼はクソガキを引っ張り後ろから抱きついた




「はい？！」



月永「おれ、コイツ気に入ったんだ！すごく面白いぞ！

俺はこいつに夢中だからよろしく！」



鳴上「あらあらもしかして恋の予感？」



瀬名「なるくんふざけないで！なぁに？そいつがValkyrieに喧嘩売った話？」



そう言えばなるくんは、なるほどと頷いたがゆうくんは首をかしげていて


瀬名「こいつ、なずにゃんかけてValkyrieに喧嘩売ったの！有名だよゆうくん」



遊木「え、え？！？！」



瀬名「退学かけてるんだってぇ？
ほんとにその覚悟あるの？後悔してない？」



挑発するようにいえばトモはすぐに目をそらすと思った。後悔してるに決まってる。



瀬名「なずにゃんと言えど他人だしねぇ


先輩が好きで大切って言っても自分の退学かけるほどじゃないでしょ？


そんな覚悟あるわけないしぃ？」



妬ましかった


そこまで大切なもののためにかけれるコイツが


だから口から出任せだろといえば頷くと思った



しかしかれは眉を寄せまっすぐ答えてきたのだ




「後悔するわけないです

あと、瀬名先輩勘違いしてませんか？」



瀬名「は？」



「･･･にーちゃんのためになんか動いてないですから


ぼくは、自分の為に自分の退学かけてるんですから」



瀬名「！なずにゃんのことと関係あるわけぇ？」




「瀬名先輩にはわからないと思います。

大切なものの為に命かけるくらいぼくは、簡単に出来ますから。」


はっきりとした声で言われて胸に突き刺さった



それはまるで


王様を守りきれなかった俺に向けられた言葉のようで




瀬名「あんたは大切なもののためなら何だってできるわけ？」

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