02 ページ2
「なんでせんぱ「これからよろしくお願いいたします」
私の言葉を遮るように先輩はそう言った。
先輩はラフな格好だった。
なんか、執事っぽくないなぁ…
いや、そんなことを言っている場合じゃない。
”なんで先輩は私の家に執事として来たのか”
その謎を先輩に問いたださなければならない。
私の家には少し小さめのあまり部屋があるのでそこが先輩の部屋になった。
…本当は、私のお姉ちゃんがいたからあまり部屋じゃなかった。
私はお姉ちゃんと年齢差があったけど、とても仲良かったのを覚えている。
でも、今はもうこの家に姉の存在はない。
織山先輩は、学校では有名な先輩だ。
私との接点は、部活が同じダンス部だということだ。
私はクラスではあまり目立たないほうだけど、ダンスは幼いころからやってきて、それを続けたいと思った。
だから、私にとって本来なら最適である目立たない文化部に入るという手段をやめた。
織山先輩はダンスがうまい。
正直うちの学校のダンス部はとても緩く、平気でさぼっている奴なんかもいる。
私だってよくさぼる。
織山先輩だってさぼってはいるけれど、
ダンスのスキルは誰よりも高かった。
よく表彰をされている。
でも、織山先輩がさぼっていたのは
執事をしているからだって今わかった。
織山先輩の部屋に行くことにし、コンコン、とドアをたたき、
「はい」という声を聞いてから中に入った。
「織山先輩、」
私が声をかけると先輩は
織山「先輩って、もう呼ばなくていいから」
と言った。
織山「織山でも尚大でもなんでもいいからさ、」
「……………」
織山「でも学校ではいつも通りにしてほしいんだ。お願い。お願いします」
先輩の少し悲しげに見えるような横顔を見ると何も言えなくて。
「はい、わかりました」
とだけ言うと私は織山先輩の部屋を出た。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←01
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オリ担 - 続きが見たいです！余裕があれば書いて欲しいです！ (2020年8月16日 1時) (
レス) id: 2a576aa4c2 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - 続き待ってる！(*'ω'*) (2019年1月18日 20時) (レス) id: 4e12139bff (このIDを非表示/違反報告)
み 。 - 早く続き見たいっす () (2019年1月17日 23時) (レス) id: cf8ef63d3c (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月14日 11時) (レス) id: 8cb8cd78d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年1月14日 9時
