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面会終了時刻になって私は病院を出た
今日は涼介に何話そうとしたんだっけ…
思い出せない
帰りの電車
いつもより暗く見える車内
『…涼介…会いたいよッ…』
そう言ったって誰も受け止めてくれはしない
もしかしたら…涼介の記憶がなくなって
私の事を赤の他人だと思うようになるかもしれない
そうなったら…
『私…独りぼっちだよ…ッ』
私は、ウソツキです。
涼介以外に本当の自分を見せるのが怖いんです
この事は涼介も知りません
友達は、明るい私しか知らないの
「大丈夫だよ!」が口癖
でも本当は全然大丈夫じゃないんです
私が「大丈夫」っていう嘘をつけるのは、涼介のおかげなんです
そばにいられるだけで幸せなんだ…本当に
ねえ、どんな代償を背負ったっていい
私と涼介が共に生きる事ができる未来…ありませんか?
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萌(プロフ) - Chika02170217さん» ありがとうございます〜(*'ω'*)頑張りますね! (2019年12月14日 13時) (レス) id: da80cfc829 (このIDを非表示/違反報告)
Chika02170217(プロフ) - すごく面白いです 更新頑張ってください! (2019年12月7日 15時) (レス) id: bc6b2eccee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萌 | 作成日時:2019年10月17日 16時