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時は遡って20××年



蝶々を追いかけてやってきたのは、一面お花畑の園だった



夢中で花の中を走り回った



花びらが舞って私を甘い香りで包み込んだんだ



「ねえ!君、ここらへんの子なの?俺はあの建物に住んでるの!」



男の子はそう言って大きな白い建物を指さした



当時は読めなかったけど、今は読める…彼が指さしたのは病院だった



「ねえ、一緒にあそぼ!」



『うん!あ、私Aっていうの。あなたのお名前は?』



「俺の名前は涼介!山田涼介!よろしくね、A」



涼介と私はそこで日が暮れるのも忘れて遊び続けた



「あ…俺そろそろ帰らなくちゃ…」



『もう…お日様沈んじゃったもんね…じゃあ、バイバイ…涼介くん』



お別れが寂しくて口早に言ったお別れの挨拶



涼介に背を向けたと同時に目頭が熱くなった



「バイバイじゃないでしょ?またね、だよ」



涼介はそう言っていつの間に作ったのか花冠を私に被せた



「…泣いてるの?」



『ッ…ううん、泣いてないもん!私はお姫様だから…涙なんか見せないんだもんッ』



「ふふッ…じゃ、またね!A」




『うんッ!またね!』




花冠からは、お花の甘い香りとすっぱい香りがした

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(プロフ) - Chika02170217さん» ありがとうございます〜(*'ω'*)頑張りますね! (2019年12月14日 13時) (レス) id: da80cfc829 (このIDを非表示/違反報告)
Chika02170217(プロフ) - すごく面白いです 更新頑張ってください! (2019年12月7日 15時) (レス) id: bc6b2eccee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年10月17日 16時

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