私のHP０になりました ページ18
話し声は微かにしたが
内容は聞こえなくて
暫くすると
紫耀「ごめん、待たせちゃって」
そう言って紫耀君
私のところへ来たから
A「大丈夫だよ、
用事？」
紫耀「いや、大した話じゃなかった」
A「そっか」
深く追求するのも
おかしいから
それ以上は
聞かないでいると
紫耀「Aさ、今から俺ん家来ない？」
突然
そんな事言うから
A「え、え！？いや、え？な、ななな何で？」
何が
どうなって
こうなっている？
もの凄くテンパリ
アタフタしちゃって
紫耀「別に何もしないって！
何想像しちゃってんの？Aちゃん☆」
悪戯っ子の様な目つきで
もうなんて言うか…
破壊力凄くて…
この人は自分の魅せ方わかってる。
紫耀「駄目？」
可愛らしく
トドメのお言葉もらって
私の満タンにあったHPは
一発KOとなり0になった。
A「駄目じゃないけど…？」
紫耀「決まりだな」
自宅方面へと歩き出す紫耀君を
追いかけて
やって来た場所は
エントランスまでしか
来た事のない紫耀君家前。
厳重に管理された
マンションのロックを解除して
自動ドアが開くと
その先にもまたドアがあって…
とりあえず凄すぎて
開いた口が塞がらない。
私の心臓もドキドキし出して
エレベーターで
上に上がると
紫耀君は
自分家の鍵を開けて
紫耀「どうぞ」
私を自宅に招いた。
ド、ド、ドドドッと
先程よりも痛いぐらいに
心臓が反応して
A「お邪魔します…」
そう言ったと同時に
パタンッーー
ドアが閉まった。
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作者名：まる | 作成日時：2019年7月13日 0時
