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40:血の繋がり ページ43
私がそっと扉の隙間から中を覗くと、12歳くらいの女の子がベッドの上で外を眺めながら歌っていた。
その横顔があきり君に似ていて、違うと頭では分かっていても嬉しくて涙が溢れそうになる。
今の私の唯一の心の支えである彼が私の前から姿を消したあの日からずっと寂しくて、辛かった。
この子の歌声を聞いていると無性に会いたくなってきてしまう。
やはり、彼と血の繋がりがあるのだろうか。
今まで沢山の話をしてきたけれど、いつも私の相談ばかりのってもらっていた気がする。
あきり君のことを、あまり知らない。
何故あの時私は自分のことばかりしか考えられなかったのだろう。
こんなことになるならもっと彼の、あきり君のことを知りたかった。
一体、何故私に会ってくれなくなったの？
私はずっとあなたの事が大切で、大好きなのに。
続く
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夜月 - コメント失礼します。凄く面白かったです。とても共感出来るところがあって、感動しました！ (2019年3月21日 5時) (
レス) id: 0c03e21e68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・ωツカサ・ | 作成日時：2018年12月9日 17時
