君がいてくれたから【オリジナル】 (ページ14)

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13:現実は辛すぎるページ14

あきり君と話していると後ろから声がした。

振り替えると私のクラスメイトであり、私をいじめてくるグループがいた。

いじめのグループは私に気がつくと話しかけてきた。

「お前、こんなとこでなにしてんのよ。約たたずのクズはさっさと帰りなよ、空気が汚れる。」

リーダー格の彼女がそういうと、回りも一緒になって私を罵り始める。

「あんたなんて誰にも必要とされてないんだよ！さっさと消えろよ」

私はそんな言葉には負けたくないと思っていても無意識のうちにうつむき、左手首を強く握っていた。

さっきまでは止まっていた血も傷口が開き、包帯を血に染めていた。

その様子を見たあきり君は立ち上がり、彼女達にむかって言った。

「どうして、ツカサちゃんにそんなことするんだよ、ツカサちゃんは何もしてないだろ」

彼はさっきまでとは違う、低い声で言った。

しかし彼女達はそんなあきり君の言葉が聞こえていないみたいだった。