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10:嬉しくて ページ11
私が一頻り泣き止んだ頃に彼はこう言った。
「もしよければ、俺と友達になってくれませんか？」
突然のことで私はビックリして、目を丸くした。
彼は続けてこう言った。
「いや、あの…嫌なら別にいいんだ。これは俺が勝手に言ってることだから。でも、少しでも君に寄り添いたいと思ったんだ」
私は嬉しくて、気づいたら涙が頬を伝っていた。
『本当にいいの？こんな私と友達になってくれるなんて…。』
彼はそっと微笑み、
「さっきから言ってるじゃあないか。俺がそうしたいんだ。」
その言葉に私はとうとう声をあげて泣いてしまった。
さっきからずっと泣いてばかりで、彼に迷惑がかかると思いながらも涙が止まらなかった。
こんなに優しくしてくれたのが彼だけで、友達も初めて出来た。
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夜月 - コメント失礼します。凄く面白かったです。とても共感出来るところがあって、感動しました！ (2019年3月21日 5時) (
レス) id: 0c03e21e68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・ωツカサ・ | 作成日時：2018年12月9日 17時
