お酒と恐怖 ページ18
Aside
男「Aちゃん、飲んでる?」
そして、合コンの時間。
蒼依と華織と数人の女の人が何人かの男の人と話しているのをお酒を何杯か飲みながら見てたら、そう言って隣の席に1人座ってきた。
「あ、はい、まあちょっとだけ……」
男2「えー、もっと飲みなよ!ほらほら」
そんなことを言いながら、私の逆隣にまた1人座る。
そしてドボドボと私のコップに容赦無く注いだ。
「あわ、あの、もうあんまり飲めないので……」
私はお酒が好きで、ペースもかなり早い方で酔うのも早い。
だからあんまり飲まないようにしてるし、もう正直酔いも回ってきてるんだけどなぁ……
だけどやっぱり断れなくて、仕方無くまたお酒を口に含んだ。
男「ていうか、Aちゃん可愛いね」
「ひゃっ!」
そんなことを言って腰を撫でてくるから、思わずビクッと反応した。
男2「あ、もしかして男に免疫無いんだ?可愛いねー♡」
「や、やめてくださ……」
男「ねぇ、今からちょっと抜け出さない?違うとこでお酒飲むだけだから……」
そう言って耳元で喋られて、ゾワッと鳥肌が立った。
やだ、やだ、やだ。やっぱり来なきゃよかった……
蒼依達に助けを求めたいけど、話すのに夢中で私の視線には気付いてない。
どうしよう……誰か……
そんなことを思ったら、誰かにパシッと腕を掴まれた。
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