【東大王】君の心に

恋.7 ページ7

そのあとは黙々と作業を進めていき、無事終わったのである。

それにしても…

あの水上君にタメ口だなんて…
ああぁぁぁ。
どうしよう、どうしよう。


「ひな、また明日」
いろいろと考えている時に水上君に声をかけられた。
「ま、また明日。」

私が答えると、水上くんは笑い、教室を出ていった。
やっぱ、緊張する。

私は、初対面(あまり話さない人)とかは、緊張しすぎてあまり喋れないのだ。
それに、水上君というかっこよくて、頭のいい方にタメ口だなんて…

いや、まぁ小中高と一緒なんだし、当たり前なんだろうけど…
無理なんだよなぁ

翌日
午前の授業が終わり、休憩時間となった。
お弁当をもち、食べにいこうとしたとき、曲がり角で誰かとぶつかった。


「す、すいませんっ！」
「あ、いえ、こちらこそすいません。」
私とぶつかったのは、ちょっと茶髪で毛先がくるくるで、美人でスタイルのいい人だ。

そんな人この世の中いないと思っていたのに、ここにいた。
「お怪我はありませんか？」
しかもめっちゃ丁寧だし。

おモテになるんでしょうね。
「だ、大丈夫です。そちらもお怪我はないですか？」
「はい、大丈夫です。前を見ていなかったもので…」

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