キミとのキセキ

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それから、生まれて初めてコンタクトを入れた。




ビクビク震える手を気づかないふりして、えいっ、て思い切ってコンタクトを目の中に入れて。


…まだ慣れないからか、違和感がすごいけど、少しずつこれにも慣れていかなきゃ。





それから、学校指定の鞄に今日必要なものが本当に全部入っているか本日3回目の確認をして。


教科書なんかはまだ配布されてないし、多分大丈夫かな…。



最後に鞄を持って制服を着た私を姿見でもう一度確認する。




そこには、紺色のブレザーに赤色のリボン、それにピンク色のラインが入ったスカートを履きこなし、学校指定の鞄を持っている垢抜けた私が映った。


私、生まれ変わってる…よね。


友達できるといいなぁ…。







でも、高校生になったのを気に、彼氏も作って、友達とカラオケとかいって、クラスの中心にいる系女子になるって決めたんだもん！





友達と渋谷とか新宿とか行ける方の人種になってやる！





彼氏とディズニー行ける系女子になってやるんだから！




私は、2階にある自分の部屋を飛び出し、ルンルンな気持ちでリビングまで続く階段を駆け降りた。

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