１ｰ４,君がいるから ページ8
テヒョン｢○○ー。お願い事なににするか、考えてる？｣
『え……？あぁ、』
テヒョンとの日々が幸せで、正直願い事のことなどほとんど考えていなかった私は返答に困る。
『甘いものたっくさん食べたいな！！』
テヒョン｢……………へ？｣
『あぁー、やっぱりー、焼肉もいいなぁ…！』
テヒョン｢えっ、ちょっ……｣
『やっぱせっかくなら高級なもの……キャビア？！』
テヒョン｢なに………言ってるの？｣
『ん？』
本当に不思議そうな顔をして見つめるテヒョンにとぼけてみせる。
『何って………お願い事だよ。』
テヒョン｢そんなのでいいの……？｣
『そんなのとはひどいなぁ！他に何があるっていうのさー』
半分本気…………いや、ほとんど現実逃避。
自分の不幸に目を向けたくないだけ。
テヒョン｢もっと……こう……友達が欲しい………とか………家族が欲しいとか……｣
そう言って私の痛いところをついてくるテテ。
鈍感そうに見えて、こういうところは実は鋭かったりするんだよな。
テヒョン｢ずっと一人ぼっちで…………寂しかったんでしょ？｣
『うーん、寂しかったけど……今は寂しくないかな。
………だってテテがそばに居てくれるでしょ？』
そう言って笑いかけると、テテは俯きながら｢そっか｣と言って優しく、どこか寂しそうに笑った。
テヒョン｢……………じゃあっ、テテと○○は“ふうふ”だね！｣
『………え？』
テヒョン｢だって、男の子と女の子がずっと一緒に暮らすのが“ふうふ”なんでしょ？
……ジンヒョンが言ってた！！｣
『っはは！………そうだね。ずっと一緒にいてね？』
テヒョン｢うん…！！いる！！一緒にいる！！｣
あえて何も訂正せずに受け入れたのは、
そう言って無邪気に笑う彼を見て、
あぁ、この子とずっと一緒にいられたら幸せだろうな、ずっと一緒にいたいなって………
心の底から思ったから。
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なーさ(プロフ) - 月花さん» わぁ！嬉しいコメントありがとうございます！そう言ってくださると励みになります……毎日更新を心がけているので、頑張りますね！今後とも｢君の願いを叶えてあげる｣をよろしくお願い致します！ (2021年6月18日 23時) (
レス) id: 292eed826b (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - このお話好きです！更新頑張って下さい！ (2021年6月18日 22時) (レス) id: 648d58e66d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーさ | 作成日時：2021年6月16日 0時
