５ｰ２,保護者の気持ち ページ35
ジョングク｢えー？じゃあ、ヌナはジンヒョンのお嫁さんになるのぉ？｣
『いや……なんでそうなる……』
一人で話を進めるグクに、私はクソ真面目に“結婚するとは何か”について事細かに教えたわけだが……何故そうなる。
ジョングク｢結婚は、好きな人同士でするものなんでしょ？
……ヌナは僕よりジンヒョンが好きなの？｣
『いや……そういう問題じゃ……っていうか、まだ私グクに出会ったばかりだし……ね？』
ジョングク｢僕のこと好きじゃないんだ……｣
『ジョ、ジョングクさーん？』
ジョングク｢僕はこんなにヌナのこと……｣
『人の話聞いてますかー？』
どんどんウルウルし始める彼の瞳に私は慌てふためく。
なんだろう、私如きがこんなにも可愛らしいイケメンを泣かせることへの罪悪感が物凄い。
『っ……わかったわかった！……ちゃんと考えておくから！……ね！』
ジョングク｢………僕のお嫁さんになってくれるってことぉ？｣
『いやっ、ちがっ…』
ジョングク｢違うんだ………っ｣
『んおおぉ泣かないでおくれええぇ』
私は……一体何をしているんだ？
いや、わかる。
私は今、突如現れたイケメンをあやしているのだ……
………うん、やっぱりよくわからない。
『うーんと、お腹が空いているのかなぁ？！』
ジョングク｢……っ！｣
『よーし！ご飯にしよっか！』
ジョングク｢ごはん…！！｣
物凄く雑に話題を逸らしたが、目をキラキラ輝かせたグクは、いい感じに食いついてきた。
………案外扱いやすいのかもしれない。
『グクのためにヌナ、甘ーいオムライス作っちゃおうかなぁ！！』
グク｢……僕、しょっぱい方が好き。｣
『砂糖は太平洋に捨ててくるね☆』
ヌナ、なんて自分のことを呼んで調子に乗った罰を早々に喰らい、私はそそくさキッチンへと向かう。
『はいっ！できたー！』
ジョングク｢うわぁー！おいしそぉ！｣
『たーんと召し上がれぇ』
口の周りをケチャップまみれにしながら、オムライスを口いっぱいに頬張るグク。
それを眺める私の視線はお嫁さんどころか、もはや保護者だった。
ジョングク｢……ぼくねぇﾓｺﾞ……なnﾓｺﾞでもおねがいかなえられるんだよぉ｣
『へ？』
ジョングク｢だからヌナがこまtﾓｺﾞ……たらいつでもいってね｣
『うん、ごっくんしてからでいいよ。』
ジョングク｢ﾓｺﾞﾓｺﾞ……｣
可愛い。(母性大爆発)
５ｰ３,初デート→←第５章ｰ１,ムラサキくんはヌナをお嫁に貰いたい
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なーさ(プロフ) - 月花さん» わぁ！嬉しいコメントありがとうございます！そう言ってくださると励みになります……毎日更新を心がけているので、頑張りますね！今後とも｢君の願いを叶えてあげる｣をよろしくお願い致します！ (2021年6月18日 23時) (
レス) id: 292eed826b (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - このお話好きです！更新頑張って下さい！ (2021年6月18日 22時) (レス) id: 648d58e66d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーさ | 作成日時：2021年6月16日 0時
