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真顔で否定する志希が
やれやれ、と言った表情を浮かべ
拓海を見上げる。
拓『 ほんと、勘弁して。 』
志『 うん、ほんと。こっちのセリフ。 』
あたしの勘は見事に外れたみたい。
｢ うん、ごめんね。(笑) ｣
ガラガラと音を立てて教室のドアが開いて
見慣れた先生が授業開始の声を上げた。
拓海やその他の生徒が一斉に自分の席に戻っていく。
『 ほんとさ、Aってさ、鈍感だね！ 』
隣の席の志希が
こそっと耳うち。
…？
｢ ん？なにが？ ｣
頭にハテナが沢山浮かんで
問いかけると志希はいたずらっぽい笑みを浮かべた。
『 まぁ、そのうち分かるよ！ 』
何の話をしているのかさっぱりわからなかったあたしは、
ただただ目をぱちくりさせて志希を見つめていた。
不思議に思って拓海を見れば
視線と視線が重なり合い、
すぐに逸らされてしまった。
…2人とも、へんなの。
｢ …わ。｣
窓から風が吹き込んで、不意に布が
拓海を見ていたはずの視界を遮る。
フワッと靡くカーテンからは
微かに金木犀のいい香りがした。
�� 『金木犀の匂いさ
俺まじ好きなんやけど！
秋来たな〜、ってならへん！？』 ��
こないだ廉が無邪気にそう言っていたのを思い出し、少しニヤける。
……早く、会いたいな。
志『 おねーさんー、ニヤけてますよー。』
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庵(プロフ) - しゅがたんんん更新嬉しいらぶo(^o^)o (2017年7月1日 12時) (
レス) id: b4d9c4ff13 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる - とても面白くて続きが気になります！頑張ってください！ (2017年6月5日 17時) (レス) id: 62dbafa79a (このIDを非表示/違反報告)
咲磨山葵那薔瑳 - 初めまして！私はこの小説好きです！ もしもまだ更新していただけるならずっと待ってます！ (2017年5月15日 7時) (レス) id: 450ed463b0 (このIDを非表示/違反報告)
悠花(プロフ) - 私はこの小説が一番すきです！これからも頑張ってください！ (2017年3月8日 10時) (レス) id: f51e48deea (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 面白い…シュガーさんドロドロのイメージしか無かったから(一時期そのドロドロにハマッた)爽やかだなーって！意外でした、好きです！！！ (2017年3月4日 12時) (レス) id: ec0b94023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュガー
| 作成日時：2017年2月18日 21時
