STORY12 ページ14
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怪訝そうな声が返ってきたけど
きっと京本さんだってその質問の理由なんてわかってる。
…だから、さっきの「執事っぽい」発言撤回。
･
あ「もしかして京本さん、人見知りだったりしますか？」
逆に懐くともう遠慮なし、みたいな。
一瞬の沈黙ののち。
大「そんなこと言われたの初めてですよ」
かなりの棒読みが返ってきた。
おかしくて、少し頬が緩む
ガラス一枚挟んだ会話だけど
やっと素を、少しずつ見せてもらえてるみたいに思えた。
･
ふと、昼間の北斗の台詞が脳裏に浮かんで
あ「あの、」
大「はい？」
あ「私、懐きやすいですか？」
ちょっと、調子に乗って聞いてみる
･
大「……は？」
案の定、聞こえてきたのは
…本当に怪訝そうな声で。
あ「いや、なんでもない！」
変な期待しちゃったな、なんて。
･･
あ「お待たせしました…」
更衣室から出て、京本さんの顔を見ると
大「行きましょうか」
顔を背けられた
さっきの台詞が、まだ引っかかってるのかな。
あ「はーい…」
そんな、いじけた私の空気に気づいたのか。
･
大「お嬢様は
懐きやすいです、とっても」
顔を背けたまま、京本さんが言う
･
あ「……え？」
予想外の台詞が聞こえて、思わず聞き返す、と。
大「もう、忘れて下さい！」
そんなこと言われたって。
忘れるわけないじゃん。
･
あ「…じゃあ、タメ解禁してもいいですか？」
ここぞとばかりに聞いたら。
大「いや、それは…」
やっぱり。
思わず苦笑した私の雰囲気に気付いてか
こんな風に付け足してくれた。
大「でも、俺だけ京本さん呼びは
…ちょっと寂しいですね」
言いにくそうにそう言ってくれる
その口調はきっと素で。
あ「…大我、可愛い」
そう、思わず笑って茶化していったら
タオルで頭をくしゃくしゃに拭かれた
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もね(プロフ) - とても面白くて大好きです！続きが気になるのでパスワードを教えて頂きたいです。よろしくお願い致します。 (2019年1月12日 10時) (
レス) id: ca0190b3a5 (このIDを非表示/違反報告)
A01 - 面白く、とても続きが気になります！パスワード教えて頂きたいです！ (2018年3月24日 22時) (レス) id: 2a4dbee45e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ(プロフ) - 本当に面白くてハマってしまいました！続きがとても気になりますのでパスワード教えて頂きたいです！ (2017年10月29日 16時) (レス) id: b4fbdfb0ff (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - とても面白くてドキドキしながらみています！続きが気になるので5のパスワードを是非教えて頂きたいです！ (2017年8月26日 0時) (レス) id: 7363bdf514 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと(プロフ) - はじめまして。本当に面白かったっです！お願いなのですが執事ですから。５のパスワードを教えていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。 (2017年3月17日 17時) (レス) id: 87b7aec49a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやえんどうlove | 作成日時：2013年11月13日 19時
