恋59 ページ15
7月31日
---------------
外出許可がだされ、亮介と一緒に久しぶりに学校へ登校する。
---------------
貴「A!!」
まず、最初に飛びかかってきたのは貴子だった。…柄にもなく、ね。笑
そして、後輩ちゃんもウルウルしながら話をたくさん聞かせてくれた。
亮介に支えられながら教室に向かう。
あ「‥亮ちゃんは学校に行かなきゃだよ」
亮「ばーか」
とだけ言い、着いたよとしか言わない。
不思議に思った。
ガラッ
伊「おお!成宮じゃねーか!」
あ「純くん!久しぶりだね!」
ワイワイと皆が私を囲んだ。
それが嬉しくて。
それと同時にやっぱり亮介には学校に行ってほしいと思った。
私なんかはいいから、と。
そして、放課後。
久しぶりにグランドに行ってみた。
皆嬉しそうに話をしてくれた。
御「A先輩!」
中でも、この事に関して一番お世話になった御幸君とは話が弾んだ。
あ「御幸君」
御「元気そうですね」
あ「うん!」
御「よかったです!」
あ「どう?新キャプテン?」
御「あー…正直うまく立ち回れません」
苦笑をする、御幸くん。
あ「苦しい時ほど顔に出すな。キャプテンが揺らげばチームも揺らぐ」
御「え…」
あ「…昔ね、哲くんも悩んでて相談された時にこーやって言ったんだ。だから、御幸くん。自分に自信を持って、立ち振る舞ってね」
御「A先輩…」
亮「A〜、そろそろ帰るよ」
あ「はーい!」
あ「なんかあったらまた言いにきな?暇だからいつでも話くらい聞けるからね」
御「…ッありがとうございます!」
…そう。
哲はプレーでチームを引っ張った。
決勝で負けた時もグランドでは一切涙を見せなかった。
そんな強いキャプテンだからこそ、皆もついていったんだと思う。
そんな人になって。御幸くん。
---------------
あ「ふぅ…これくらいかな」
日記帳を閉じ、時計に目をやる。
あ「まだ、8時‥」
それでも、睡魔は思考を上回ったようで。
そこから、つらい日々が始まるとも知らずに。
56人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑠楽。(るら)(プロフ) - yUIさん» yUIさんありがとうございます!感動してもらえるような作品にしたかったので、とても嬉しいです(*^^*)ありがとうございます、 (2016年2月6日 8時) (レス) id: bb95ef3a59 (このIDを非表示/違反報告)
yUI - もー!!まじヤバイ〜〜?! もうまじ最高です たくさんみたけど 一番感動しました。もうこの作品.大大大大大好きでーす。頑張って下さいま (2016年2月5日 21時) (レス) id: 932b0a61ff (このIDを非表示/違反報告)
るらるら(プロフ) - ひよりみさん» うをー!ひよありがとん!!頑張るぜよ~! (2015年12月22日 8時) (レス) id: bb95ef3a59 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりみ(プロフ) - うえーーい!るら姉!読んだぜ!更新楽しみにしとるよー(*´ω`*) (2015年12月22日 2時) (レス) id: 75fc6a32ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:御名環 | 作者ホームページ: http://uranai.nosv.org/u.php/hp/092710021/
作成日時:2015年10月28日 13時