恋58 ページ14
…と、昨日鳴に言ってみたものの。
俺は学校がある。
だから、行かなければならない。
…なんてね。
学校に行くより大切な事があるんだよ。
亮「…A」
昨日の夜、意識を急に失ったまま今日を迎えた、A。
俺は何をしてやったらいいんだろうか。
亮「…あ」
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あ「…ん…」
あれ?ここ、びょ、ういんだ、よね。
亮「あ、起きた?」
あ「りょ、うちゃ、ん」
亮「俺、鳴呀さんに伝えてくるな」
あ、鳴にもだな。と言って病室を出て行った亮ちゃん。
ふと、ベッドの隣の机を見る。
あ「Diary…日記帳…?」
物論、私はこんなものを買った覚えがない。
私のは淡いピンク色の日記帳。
ここにはないはずだし、この色は桃色。
…亮ちゃんの髪の色みたい。
あ「…誰のだろう?」
パラッ…
風でページがめくれる。
あ「…亮ちゃんの字?」
7月30日
昨日はAとの初デート。
ペアのネックレス、喜んでくれて良かった。
その日の晩、滅多に鳴らない俺のスマホが鳴った。この嫌な予感が当たらないようにと願いながらスマホを見た。そこには、『鳴』と表示されていた。嫌な予感は見事的中した。…Aが意識不明の状態で搬送された、と。急いで病院に向かった。
Aが落ち着いてから少し話をしたけれど、やっぱりコイツには一生敵わない気がする苦笑
俺は、Aとならどうなっても構わない。
一生、コイツを支えてやる。
俺の命に変えても。
目、覚めないかなA。
亮介
見終わった瞬間、涙が溢れてきた。
あ「亮ちゃん…あたし、頑張るからね」
そして、しばらくすると鳴呀お父さんと亮ちゃんが入ってきた。
亮「A、大丈夫か?」
あ「うん!」
亮「…うん。顔色も良いね」
あ「そう?!」
バァーーーン!!!
あ&亮「?!」
鳴「姉ちゃん!」
あ「鳴…」
亮「ここ、病院」
すかさず、亮介チョップがくだされる
あ「ふふふ」
鳴「いったあ〜!何すんのさ!!亮介クン!!」
あ「え?亮介クンて呼んでるの?」
鳴「まだ兄ちゃん呼びは早いかなって♡」
あ「…きもい…」
亮「なまいき(^^)」
鳴「ひどくない?!2人とも!」
美波お母さんが、荷物を取ってきてくれた。
午前2時。
今日あった事を日記帳に記す。
いつ、なにがあってもおかしくないから、ね。
7月30日
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瑠楽。(るら)(プロフ) - yUIさん» yUIさんありがとうございます!感動してもらえるような作品にしたかったので、とても嬉しいです(*^^*)ありがとうございます、 (2016年2月6日 8時) (レス) id: bb95ef3a59 (このIDを非表示/違反報告)
yUI - もー!!まじヤバイ〜〜?! もうまじ最高です たくさんみたけど 一番感動しました。もうこの作品.大大大大大好きでーす。頑張って下さいま (2016年2月5日 21時) (レス) id: 932b0a61ff (このIDを非表示/違反報告)
るらるら(プロフ) - ひよりみさん» うをー!ひよありがとん!!頑張るぜよ~! (2015年12月22日 8時) (レス) id: bb95ef3a59 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりみ(プロフ) - うえーーい!るら姉!読んだぜ!更新楽しみにしとるよー(*´ω`*) (2015年12月22日 2時) (レス) id: 75fc6a32ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御名環 | 作者ホームページ: http://uranai.nosv.org/u.php/hp/092710021/
作成日時:2015年10月28日 13時