強めな執事 ２

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『 いや〜、スッキリした！ 』



風「 お前くらいだよ、こんなスッキリした顔で視聴覚室から出てくるやつ 」



麗「 ………… 」


な、なんか時間が経つごとに麗華ちゃんの機嫌悪くなってない？


そりゃ風磨のこと狙ってるから2人でまわりたかったかもしれないけど…その顔怖すぎるから戻したほうがいいって…



聡「 Aちゃん！ 」


少し離れたところから名前を呼んで小走りで来る聡くん


『 今日は何も持ってないんだね(笑) 』


聡「 うん、おかげさまで平和だよ(笑)そういえばおでこ大丈夫？ 」


『 大丈夫！けっこう色が目立つからガーゼしてるだけで、痛みも引いたよ 』


聡「 そっかぁ、よかっ、た…… 」




いきなり目を見開く聡くん



視線は私を通り越して後ろを見ている


後ろを振り返るとそこにいるのは風磨と麗華ちゃん



『 どうしたの聡くん？ 』



聡「 い、いや！ケガよくなってて安心した！じゃあまたねっ！ 」


早口で喋り方足早に立ち去る聡くん


『 え、聡くん！？ 』


かなり挙動不審で心配になり追いかけようとすると



風「 …どこ行くんだよ。俺から離れんなっつったろ 」


そう言って腕を掴まれる




『 …今日１日私から離れないのはそっちだけどね… 』


風「 なんか言ったか？ 」



『 なんでもないです 』




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