強めな執事 ２

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重い足を引きずりながらなんとか昇降口まで行くと





勝「 あ！帰ってきた！！ 」



静「 Aちゃんどこいってたの！すっごい心配したよ！ 」




そこには見慣れたメンバーが



健「 無事で良かったよ。とりあえず風磨に連絡してくるね 」



そう言って少し離れて電話をかける健人さん





『 あ、あの…風磨は… 』



勝「 もーうすんごかったよ。Aがいないって騒ぎ始めてから風磨くん持っていた書類吹っ飛ばして校内探し回ってさ。途中で靴がないのに気付いて一目散に駆けていったよ。勢いと圧がすごすぎて健人くん以外誰も話しかけられなかったんだから 」



やばい やばすぎる


本気で命日かもしれない




聡「 ごめんAちゃん、やっぱりクラスの準備しててもらったほうがよかったね 」



『 いやいや！元はと言えば私がペンキ無駄遣いしたのがいけないんだし、むしろ追加で買ってくれてほんとにありがとう 』



健「 久しぶりに見たよ、風磨のあんな焦った顔。さて、教室戻ろっか 」



そう言って私の手から買い物袋を取り、聡くんの背中を押して

勝利と静ちゃんに目配せをして歩き始める健人さん









すると後ろから足音が聞こえて振り返ると



『 ……風磨… 』







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