続・角砂糖の恋 ３

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高「…きっと何かきっかけが欲しいんだよね、菊池先生を諦めるための。清水さんのこと巻き込んじゃうけど今回そのいいきっかけになる」






だからお願い、と頭を下げられる






私が勝てば問題なくて、



もし負けちゃってもよく考えて結論を出せばよくて、



高宮さん自身のきっかけにもなれる、






それなら…断る必要はないか







『…分かった。本当によく考えればいいんだよね？やっぱり菊池先生と付き合え、とかないよね？』





高「うん、ない。私そこまでセコくない」





キッパリと断言した高宮さんの言葉を信じて頷く





『バスケ、頑張ります』






高「…！ありがとうっ！」






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







次の日さっそく真奈に経緯を説明して昼休みにバスケの練習をすることに






そんな無茶苦茶な…と呆れ顔の真奈に



松島くんと関われたのは誰のおかげ？と聞けば



応援するね！！と態度が急変した






ボールを持ちとりあえず投げてみると



大きく弧を描いてかなり手前に落ちたボール






真「…ヤバくない？」





『ヤバい……』







それから昼休みはバスケの練習に費やしてひたすら練習






練習を始めて数日後、飲み物持ってくるね、と教室に戻った真奈の代わりに現れたのは


不思議そうな顔をした勝利くんだった








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