続・角砂糖の恋 ３

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『しょ、勝利くん…？』




勝「…来て」





そのまま手を引かれて連れてこられたのはひと気のない場所






すると先ほどの菊池先生より強く抱きしめられて





勝「…上書き」





と小さく呟く





『上書き？』




勝「あんな簡単に抱きしめられちゃってさ。もう風磨くんのは忘れて。俺のだけ覚えてればいい…」




これって…




『勝利くん、やきもち？』




勝「…だったらなに」




『ふふ、嬉しいよ』




勝「…あっそ」






言葉とは裏腹に勝利くんが心配してくれていたこと、そして不安だったであろう気持ちが伝わってくる





『心配かけてごめんね』



勝「うん、」



『無事、勝利くんのとこに帰ってきたよ』




勝「…おかえり」





私を抱きしめる力が強くなる







勝「高宮が来てからずっとヒヤヒヤだったんだからね」



『ごめんって』






すると少し身体を離されて



顎をすくい上げるように持ち上げられてキスをされた






でもいつもの優しい感じではなくて少し荒々しい気がする





こんなの知らない、と必死についていくけれど


やっぱり限界は来て勝利くんの肩を叩く






すると名残惜しそうに唇が離れてその隙に息を吸い込む




『…っ、しょ、勝利くん？』









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