続・角砂糖の恋 ３

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そう言って保健室を出て行った






静かで物音ひとつしない空間は頭を整理するにはピッタリで



ベッドに腰掛けて再び考え始める






私をもし好きだとしたら、きっと絶好のチャンスとばかりに距離を縮めてきそうな菊池先生




でもあっさりと出て行ったってことはやっぱり私のことはなんとも思ってないはず




高宮さんの情報ってどっからなの？



まさか本人に聞いたわけじゃないだろうし…






するとドアがノックされて静かに開き、入ってきたのは勝利くんだった







勝「あ、いた。Aだけ？」





『うん、先生もいないみたい』





勝「大丈夫なの？風磨くんがさっき俺のとこ来て、“ 彼女が保健室で死んだ顔してるからなんとかしてこい ” って…」






死んだ顔とは失礼な、と思いつつ




風磨くん、という名前を聞いただけでも速くなる鼓動






勝「A…？」




『あっ、大丈夫大丈夫！ちょっと考え事してただけで…』




勝「それって高宮のこと？」





まっすぐ私を見つめる勝利くんの目は真剣で



誤魔化したってすぐバレる







『うん…』





勝「あの後なにか言われた？」





『う、うん…まぁ…』









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