続・角砂糖の恋 ３

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その子がシュートを決めたところで笛が鳴った








試合終了




結局勝ったのは自分のクラスだったが素直に喜べない






いつまでも座り込んでるわけにもいかず立ち上がろうとすると




足首に走る激痛




嫌な予感しかしないんだけど…







反対の足でかばいながら立ち上がろうとすると視界に誰かのシューズが入る







そしてストン、としゃがみ込んだのは






勝「…お疲れさま。頑張ってたじゃん」






優しく笑う勝利くんだった









『見てたの…？』




勝「うん、見てた」




『いつから？』




勝「最初から」




『え、だって勝利くんは記録とか審判で駆り出されるから忙しいって…』



勝「忙しかったけど、Aが頑張ってるとこ見たくて聡に押し付けてきた。今頃ルール分かってなくてブーイング受けてるかも(笑)」



『…聡くんかわいそう』



勝「大丈夫大丈夫。きっとあの聡のキャラで超盛り上がってると思うから」





確かに、両方のチームに頑張れーっ！と応援して場を盛り上げていそうな気もする






勝「それより足、大丈夫なの？」



『なんか立とうとしたら痛くて』



勝「けっこうな勢いで捻ってたけど」



『え、ウソ…』



勝「…なんで自分の足なのに気付かないかな」









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