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「 何でございましょう? 」
風「 …この子に執事をつけるのを、6年間待っていただけないでしょうか 」
「 …どういうことでしょうか 」
風「 俺を、この子の執事に立候補させてください 」
風「 さっき、ぬいぐるみを渡したときに思ったんです。本当はあんなに可愛らしい笑顔をするのに、このままじゃこの子の笑顔はいつか無くなってしまう。俺がこの子の笑顔を守りたいんです 」
「 …… 」
風「 自分は今年中学を卒業します。6年後、必ず迎えに来ます。それまで執事をつけるのをお待ちいただけないでしょうか 」
「 ……あなたのお名前は? 」
風「 菊池風磨です 」
「 …菊池さんですね。覚えておきましょう。奥様が亡くなられてからお嬢様にはとても寂しい思いをさせてしまっておりました。しかし久しぶりにお嬢様の心からの笑顔を見ました。あなたのおかげでしょう 」
「 執事になるには生半可な気持ちでは到底無理です。6年後、あなたにまたお会いできるのを楽しみにしております 」
風「 …!ありがとうございます! 」
「 お兄ちゃん、ありがとう!またね! 」
風「 ……またね、Aお嬢様 」
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まふしょり - 初めまして。本当に大好きな作品です。これからも応援しています! (2020年12月25日 23時) (レス) id: 35bb6ee7e9 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 35【今日は発表会に来ていく服を買いに来たこと】→着ていく だと思います。 (2017年9月1日 17時) (レス) id: 1a0acc03b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くま | 作成日時:2017年4月20日 21時