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風「 よし、じゃあさっきのところに戻ろう 」
「 いやだ!くまちゃんは私のものなの! 」
風「 うん、だから戻ろう? 」
「 だめ!あっちにいったらくまちゃんが私のものじゃなくなる! 」
風「 お兄ちゃんが、それを君のものにしてあげるから。だから行こう? 」
「 お兄ちゃん、くまちゃんを私のものにしてくれるの? 」
風「 うん。まー、ママにもらったのと同じやつじゃないかもしれないけど 」
くまのぬいぐるみを買って、その子に手渡すと
「 わ〜っ!ありがとうお兄ちゃん!! 」
風「 どういたしまして。今度は失くさないでね? 」
「 うん!絶対になくさないよ!大事にする!ずっと一緒にいる! 」
満面の笑みで嬉しそうにしている女の子を見ていると自然とこっちまで笑顔になれた
「 ここにいらっしゃったんですか、Aお嬢様 」
長身のスラリとしたスーツ姿の男性が風磨に気付くと、綺麗な一礼をした
きっとこの人が西さんだろう
「 お嬢様、こちらのぬいぐるみは? 」
「 これは私のなの!このお兄ちゃんがくれたんだよ! 」
「 申し訳ございません、只今お支払いを… 」
風「 いや、大丈夫です。自分が買ってあげたくて 」
「 しかし… 」
風「 ほんとに大丈夫なんで。…それより、ひとつだけお願いしてもいいですか? 」
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まふしょり - 初めまして。本当に大好きな作品です。これからも応援しています! (2020年12月25日 23時) (レス) id: 35bb6ee7e9 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 35【今日は発表会に来ていく服を買いに来たこと】→着ていく だと思います。 (2017年9月1日 17時) (レス) id: 1a0acc03b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くま | 作成日時:2017年4月20日 21時