強めな執事

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『 信じられないわ〜。ねぇなんかエピソードないの？ほんとに卒業したって納得できるようなやつ 』




風「 知らん。卒業したか確認したいなら俺の部屋にある証明書で確認しろ 」



『 なんで頑なに養成学校のときのこと話してくれないわけ。知らん、忘れた、興味ない、っていつもはぐらかすじゃん 』



風「 …よし、今日は久しぶりバナナケーキでも作っか 」



『 うっそほんとに！？超久しぶりじゃん！あとで健人さんにおすそ分けしにいこ！ 』



風「 そこは中島じゃなくて勝利だろ普通… 」









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健「 まじで！？バナナケーキ！？うわ〜ありがとうAちゃん！すぐお茶淹れてくるね！ 」



そう言ってケーキの箱を大事そうに両手で抱え、小走りで部屋を出ていく健人さん




勝「 風磨くんがバナナケーキ作るなんて久しぶりだね、なんかあったのかな 」



『 話をそらすためにケーキ作るって言ったんだよ。私が食い意地張ってるからってケーキ出せば済むと思ったら大間違いなんだから 』



勝「 ちょっと話がよくわからないんだけど(笑) 」



『 作ったのがバナナケーキっていうところがまだまだ甘いわよ風磨は。バナナ大好き健人さんに養成学校時代の話を聞きに来るいいキッカケになったわ！はっはっは！ 』



勝「 それで風磨くんいないわけね…… 」







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