強めな執事

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校門を出るといつものように怠そうに待っている風磨





風「 なんつー顔してんだよ 」




『 ……なにさ 』









車に乗り込み発進するかと思いきやポンっと隣に飛んできたもの




応急処置セット・・・








風「 はやくそれ貼っとけ。あと今日は風呂染みるから上から防水のやつも貼っとけよ 」




『 …過保護 』



風「 あ？なんか言ったか？ 」




『 なんでもない 』









『 …風磨ぁ 』





風「 なに 」




『 友だち、できなかった 』



風「 ああそう 」




『 絆創膏だってもらえなかった 』



風「 うんだろうな 」



『 あんなに意気込んでたのに全然ダメで、お昼だって結局勝利とふたりで食べたし、休み時間の勉強教え合いっことか学校終わりのカフェでガールズトークなんて程遠いよ 』



風「 ……… 」




『 風磨の言ってたとおりだった。なんでこんな分かるの？エスパー？ 』



風「 ……まあAの執事だからな 」









風「 昼が寂しいなら寂しくならないような弁当作るし、勉強で分からないところがあるなら俺が教える。学校終わりにカフェだって寄るけど、さすがにガールズトークだけは中島とやってくれ 」




『 ははっ、健人さん超いいアドバイスくれそう(笑) 』









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