キミは神様。

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智と私の赤ちゃんの名前は大智くん。


大好きな智から一文字もらって、
私は満足。









今日は智の退院の日。


ソファに座って大智くんを抱っこしてる智に聞いてみる。


「ねぇ、
昔の私にさっきまで会ってたんでしょ？
やっと分かった？
嘘ついてなかったって・・・」


そう言ったら、
照れくさそうに笑った。


「昔、神様は、
私に可愛い男の子が生まれるからって言ったの。
まだ見てなかったのに。
智、適当に言ったんだね」


「いや。
画像で見たやん。
絶対に可愛いて分かってたし。
向こうのAとおる間な。
ずっと早く大人のAと赤ちゃんに会いたいなあって考えてたで？
なんか変な感じやったわ」


智が私と大智を優しく見つめてる。


二人ともをふわって抱きしめてくれた。




小指の指輪は、
それから赤い糸に変わることはない。


もう身体がぼんやり霞むことも勿論、ない。




私たちの未来は確かになった。



運命の赤い糸。


たどった先にいたのは・・・


あの日、私を助けてくれた神様でした。

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