キミは神様。

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「そうなの？
みんななかなか信じないの？」


もう死ぬって時だから。

何でもありというか、
そんな気分なの。


映画でも見てるような・・・


「みんなって、俺はA専用の神様やからな。
知らんけどな。
だいたい、映画とかではなかなか信じひんやん」


はあ？！

何じゃ、それ。


「私専用の神様なんだ」


面白い。


「せやで？
ええやろ。
こんな若くて可愛い神様で」


うん、まあ。


そうだな。


不細工なおっさんとかやだもんなあ。


「まあそういうことにしておいてあげよう」


そう答えたら、笑えてきた。


「よし！またわろたな」


神様が満足そうにうなづいた。






チャイムが鳴って、慌てて教室に戻ったら、
次は英語の授業だった。


最悪だ。


顧問の美里の授業なんだもん。


私を敵視してるようにしか見えない。



みんなの前で。


「AA。
遅刻ですね。
ふわふわ浮ついた事してるから、
そんなことになるんです。
この学校の規則は知ってますか？」


そう言い放つ。


小瀧くんに告白したの、見てたの？


屋上には小瀧くんと私以外、誰もいなかったのに・・・


こっそり私の後をつけてきて、
隠れてたのかもしれないと思ったら、
血の気が引いてきた。

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