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story-23 ページ27

YOU

_ _ _





目「……満足した」


あんな真剣な顔で迫ってきて、康二のことが好きなのかーなんて言ってたのに

急に笑顔になって"満足した"って…。


この子のB型は典型的だ。なんて思う。
(あ、全国のB型の皆さん、悪い意味では無いです決して)



『それは何よりです…』


私は貴方のおかげで気持ち振り回されまくって
ジェットコースター乗った後みたいな気分だけどね。



目「もう避けたりしない」


『うん』


目「これからはもっとAにくっ付く」


『それは勘弁して下さい』


目「え、何で」


『いや私の寿命いくつあっても足りないよ』


目「なんだそれ。笑』



でも、これ以上推しに避けられてたら
きっと私メンタルブレイクしてたから良かった。


めめ…じゃなくて、蓮も嬉しそうだし。

私も嬉しい。



目「じゃあ、帰るわ。明日も時間早いし」


おっ…おう。

急に家に押し寄せてきて、満足したから帰るって
嵐のような子だわ…。



とりあえず玄関まで見送り、ドアを開けようと思ったら
急に彼が振り返り。



目「じゃあ、お休み。また明日ね」

『うん、おやす…っ』


そう最後まで言い切る前に
私は蓮に抱きしめられ、脳が思考を停止した。


ただ、康二の時とはまた違った香水の香りが仄かに香っていて

ちょうど彼の胸の辺りに顔が当たり、心臓が音を立てているのが聞こえる。



彼は私を抱きしめ終わると、頭を撫で笑顔で手を振りながらドアを閉めた。


恋愛漫画を教授してる人なのか…?

っていうぐらいスマートにやってのけた彼を思い出すかの様に、私は数分立ち尽くしたまま
ドアをじっと見つめて…そして我にかえる。




『………………惚れてまうやろぉ…』


本家の方みたいな大声は出ず

ただ弱々しく発せられたその言葉は、そのまま床に吸い込まれて行くのであった。

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設定タグ:SnowMan , スノーマン , 目黒蓮   
作品ジャンル:恋愛
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ぺーすと(プロフ) - ゆーさん» 素敵なコメントありがとうございます^ ^♡不器用な目黒君が自分の気持に気付くまで見守っていてあげて下さい♡ (2022年1月30日 19時) (レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - とっても面白いです!目黒さんが自分の気持ちに気付くのはもうすぐでしょうか?更新応援してます!頑張って下さい!楽しみにしてます! (2022年1月30日 18時) (レス) @page21 id: 15fb921166 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺーすと x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 7時

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