story-17 ページ21
目黒蓮
_ _ _
阿「めめ」
YouTubeの撮影が終わり、帰る準備をしていたら
阿部ちゃんに声をかけられた。
阿「ちょっとこの後時間ある？」
目「うん、大丈夫だよ」
こっち、と言って阿部ちゃんに呼ばれてついて行くと
誰も居ない2人っきりの部屋に着いた。
目「阿部ちゃんどうしたの？」
阿「めめ最近さ…」
そう言って阿部ちゃんの目がじっと俺の方を見つめる。
阿「Aの事、凄い避けてるよね」
目「あっ…」
どうやら気付かれていたらしい。
阿部ちゃん曰く、あからさま過ぎて皆にバレてるって。
阿「2人に何があったか無理矢理聞く事はしないけど
あんなにあからさまに避けられてるAの気持ちも少しは考えてあげてね」
優しく阿部ちゃんはそう言った。
Aの事もそうだけど、俺の事も心配してくれての言葉だった。
確かに俺は自分の事ばかり考えて
避けられているAの気持ちを考えていなかったことに気づく。
あんな事をしたって俺の気持ちも晴れるわけないのに
彼女に悪い事をしてしまった。
だからこそ、聞いてみたい。
他の人の意見を。
目「…阿部ちゃんさ、Aって康二の事が好きなのかな」
俺がそう聞くと、ビックリした顔で阿部ちゃんが見てきた。
阿「……え、そっち？！」
目「え、そっちってどう言う事？」
阿「あぁ…いや、これは自分で気付くべきだからなぁ」
そう言いながら阿部ちゃんは困った顔をして頭をかいている。
そっちって、何がそっちなんだ。？
阿「確かにAは康二と仲良いけど、それは皆と変わらないと思うよ」
阿部ちゃんはそう言って、俺の肩に手を置き微笑む。
阿「めめがこんなに鈍感だっんなんてびっくりだなぁ。
メンバーの気持ちははよく気付くのに、自分の気持ちの事になるとこんなにも疎いのか〜」
何故か嬉しそうな阿部ちゃん。
阿「とにかく！Aを避ける事はもうやめなさい。
あと、今まで避けてた事も謝る事、分かった？」
目「…分かった。」
偉い！！じゃあ指切りね、って言って指切りをした。
あざと阿部ちゃん。
俺はその後家に帰って、ケータイを見つめていた。
Aに電話をしようと思ったけど、何て言い出せば良いのか分からず考え込んでいる。
こんなに人に電話するのに緊張するのは初めてだ。
目「するか…電話」
数分考え込んだが、悩んでいても埒があかない事に気づいて
俺は覚悟を決め通話ボタンを押す。
prrr…
自分の部屋に、電話の音が鳴り響いた。
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ぺーすと(プロフ) - ゆーさん» 素敵なコメントありがとうございます^ ^♡不器用な目黒君が自分の気持に気付くまで見守っていてあげて下さい♡ (2022年1月30日 19時) (
レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - とっても面白いです！目黒さんが自分の気持ちに気付くのはもうすぐでしょうか？更新応援してます！頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2022年1月30日 18時) (レス) @page21 id: 15fb921166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺーすと x他1人 | 作成日時：2022年1月28日 7時
