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story-11 ページ15

岩本照

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結局ここに来るのか。



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バスツアー後半で辿り着いた場所はそう、台場怪奇学校。


俺が苦手とするお化け屋敷。


……まぁ今回は俺は入らないけどな。




『ひーくん良かったね!今回はお化け屋敷入らないで済む!』



岩「世代交代って訳だな」

 

『嬉しそう。笑 にやにやしてるよ』





そう言って1番嬉しそうなぐらい笑っているのは
俺達のマネージャーであるA



俺がお化け屋敷に行かなくて済んだのが嬉しいらしい。


でも何だか少し浮かない顔をしている。




岩「どうした?何かあった?」



『いや…ううん、ちょっと心配なだけ』


 
そう言って彼女は2人の方を見つめる。




『康二くんは怖がりで泣き虫だし


ラウはまだまだ若くて感受性豊かだから…


お化け屋敷一人で大丈夫かな、って』



この企画は好きだけど、一人ぼっちで行かせるのが心配らしい。


Aはどんだけ優しいんだか。



岩「大丈夫、あいつらも男だしそんな心配すんな」



『うん……そうだよね。

流石初代Mrお化け屋敷は風格が違う!』




そう言って笑うAを見てみると、自分も笑顔になってしまう。



でも…なんだ?何か違和感がある。



岩「A、何か……朝と変わった?」



『あっ、それはたぶん、さっきスカイツリーの雑貨屋さんでね

辰くんが買ってくれたピンを付けてるからかな…?』



そう言って彼女はキラッとピンを光らせて、いいでしょ。っと微笑んだ。



岩「へぇ…ふっかがね………」



そんなのふっかならよくある事だし、なんて事ないはずなのに
何でか分かんないけどちょっとムカついてる。



それもAがすごい嬉しそうに話すから余計…

いや、何でそもそも俺はムカついてるんだ?



咄嗟に、

岩「次から欲しいのあるならふっかじゃなくて俺に言えよ?」

何て口走っていた。



『そんな、自分で買うから大丈夫だよ〜、でもありがとう』


彼女は遠慮しながらそう言うけど、そう言うことでは無いんだよなぁ。



ラ「Aちゃーん」



『あ、ラウが呼んでる!ちょっ行ってくるね!』



岩「おう」



俺はそのまま走ってラウールが呼ぶ方へ行くAを見ていた。



綺麗な髪を靡かせて、笑顔でラウールの元へ駆け寄るA。




岩「何で俺……」




何で俺は…今。



ラウールの元へ行こうとするAを、引き止めたいと思ったんだろう。

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設定タグ:SnowMan , スノーマン , 目黒蓮   
作品ジャンル:恋愛
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ぺーすと(プロフ) - ゆーさん» 素敵なコメントありがとうございます^ ^♡不器用な目黒君が自分の気持に気付くまで見守っていてあげて下さい♡ (2022年1月30日 19時) (レス) id: 67746b69ee (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - とっても面白いです!目黒さんが自分の気持ちに気付くのはもうすぐでしょうか?更新応援してます!頑張って下さい!楽しみにしてます! (2022年1月30日 18時) (レス) @page21 id: 15fb921166 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺーすと x他1人 | 作成日時:2022年1月28日 7時

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