#１５５(YC) ページ5
--- YC side ---
《 カランカラン 》
シン「おー！ユチョン！久しぶり〜！」
笑顔でやって来たシンは相変わらず変わってなかった。
YC「久しぶりすね〜！」
シン「ユチョンは相変わらず髪型よく変わるね〜」
YC「よく言われる(笑)
飽きるんすよね〜。」
シン「女性もすぐ飽きちゃうもんね〜(笑)」
YC「なっ！失礼すね〜。」
冗談交じりに笑いながら奥に行くシンに着いて行く。
YC「お、この花。シンらしくないなぁ。」
ピアノの横に飾ってあった紫と白の花。
シン「あぁ、それ例の女性が俺が花好きだからってプレゼントしてくれたんだよ。」
そう言って微笑むシンは...幸せそう。
女性に花...プレゼントされた事ないな。
した事しかない。
だから...ちょっと羨ましかったりもする。
シン「ユチョン！この曲のここ！
これで合ってる？」
俺が昔作って結局歌詞は付けなかった曲。
懐かしい...。
シンが弾くピアノも久しぶりに聴いた。
シン「お！！やっときたー！お疲れ！！」
途中でピアノを弾くのをやめたシンが見る方向に振り返ると..
そこにいたのは紛れもなく
Aだった。
まさかまた本当に会うとは....
Aも予想してなかったんすよね。
俺より驚いてるから。
YC「A！！！」
気付けば...
またAが何処かに行ってしまわないように力強くAの腕を掴んでた。
でも...
A「...ごめん....」
俺の腕を振りほどいて走って行ってしまった。
YC「A！！」
他のお客さんも...マスターも...ユウキも...シンも...
その時の俺には見えなくなるぐらいに
行くな！！
それだけを思って追いかけた。
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作者名：あみ。 | 作成日時：2017年3月23日 21時
