#１２８ ページ28
、、
今日のお昼。
ユノとチャンミンは韓国に帰る。
空港に向かう車の中で....
CM「Aは、僕達が韓国に帰ってる間は
やっぱり事務仕事ですか？」
A「え？...あ...まだ分かんないけど
...たぶんそうじゃないかな。」
ごめんね....チャンミン。
そう心で謝った。
CM「ふーん...そうですかぁ。」
何か勘付いたような表情のチャンミンだけど...
気のせいだと自分に言い聞かせた。
、、、
空港に着くと、
2人のファンのみんながお出迎えしてた。
ふと...ハヤトを見送った時の事を思い出してしまう。
《 キャーーー！！！ユノー！！チャンミーン！！！ 》
ファンのみんなに笑顔で会釈しながら搭乗口に進む2人。
一部のファンの子達の中には
私を見るなり騒ぎ出す子もいた。
でも...
「オンニーー！！がんばってーー！」
そう私に叫んでくれた女性。
A「...オンニ..？」
YN「韓国語でお姉さんって意味だよ！」
隣で聞いていたのか教えてくれた。
がんばって...って。
まさか...そんな事言ってくれる人がいるなんて...
私がファンのみんなの前に直接立つのは初めてで、時間が立たないとやっぱり厳しいかなって思ってた。
きちんと気持ちを込めてお辞儀した。
YN「初めてだったからね、僕もちょっと心配してたけどその必要は無かったみたいだね」
そう微笑んでくれたユノは
口にはあえて出さなかったけど本当に気にかけてくれてたんだね。
A「...本当ありがとね。」
そう伝えるとまた微笑んでくれた。
搭乗口に向かうと、ジニョクさんが待っていてくれた。
ジニョク「Aさん、お久しぶりです！」
A「お久しぶりです！」
ジニョク「お仕事は慣れましたか？」
A「はい、おかげさまで...」
ジニョク「なら良かったです。
韓国にいる間は少し心寂しいかと思いますけど...
またすぐに日本に行くんで待ってて下さい！」
A「...あ、はい...。頑張って下さい。」
本当はたくさんの仕事を丁寧に教えて下さったジニョクさんにも
私からは何も言わずに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
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作者名：あみ。 | 作成日時：2017年3月9日 18時
