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先生がそんな風に考えて挨拶に来てくれていたなんて…
確かに、私達が別れる原因になったのも
私が環境の変化に臆病になって、先生と離れるのを拒んでいたからだった
だから…先生は二度とそんな心配をしなくて済むようにって、挨拶をする決意をしてくれたんだ
父「…そうですか、分かりました」
A「…お父さん」
父「A、そんな心配そうな顔をしなくてもいい…
大丈夫…父さんも母さんも、Aが選んだ相手なら反対なんてしないよ」ニコッ
母「えぇ…二人の気持ちもちゃんと伝わったわ」
天元「…では…っ」
父「あぁ、二人の事を喜んで祝福するよ」
A「…!…っ…ありがとう…お父さん、お母さん…」
天元「ありがとうございます…っ」
良かった…分かって貰えた…
私は安心して一気に肩の力が抜けて、宇髄先生に視線をやると
先生もほっとした顔で私を見ていた
父「それにしても…蜜璃もAも、本当に素敵な人と巡り会えたんだな
小芭内くんも宇髄先生も、本当に良い人だ…」
蜜璃「お父さん…///」
近くで見守ってくれていたお姉ちゃん達の方にも目配せしながら、父も母も嬉しそうに微笑んでみせてくれて
私は本当に良い家族の元に生まれてこれたんだなと実感した
母「…さぁ!そろそろご飯にしましょう
今日はAの合格祝いもあるし、宇髄先生も沢山食べてってね」
天元「ありがとうございます」
蜜璃「じゃあ私 千影達呼んでくるわ」
A「宇髄先生、スーツ汚しちゃったらまずいですし
ハンガー掛けてくるんでジャケットだけでも脱いで下さい」
天元「あー…悪い、頼むわ」
父「宇髄先生はお酒はいける方かな?」
天元「はい…っ」
父「そうかそうか!じゃあ小芭内くんと三人でぱーっとやろう!」
母「お父さん程々にね…?」
小芭内「僕が見てますので」
母「ありがとう…助かるわ〜」
父「助かるよ!」
母「もう!お父さん!」
天元「あはははは…っ」
不思議な感じだな…
私の両親と宇髄先生が一緒の空間で笑いあってるなんて
今朝までは想像もつかなかった世界…
でも夢なんかじゃない
先生が創り上げてくれた世界なんだ
千影「お腹空いた〜!」ガチャ
A「ごめんね、待たせちゃって…もう食べれるから手 洗っておいで」
斗和「はーい」
紡久「…ん?あれ誰?スーツの人…」
A「…あー………近い将来、三人のお義兄さんになる…人?///」
「「…!おぉ〜!!お義兄さん!」」
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レモネード - よかったねぇ〜〜夢がついに叶ったんだね。( ω-、)もうこれでいつでも同じ場所にいれて、景色も一緒に見られるんだ。今まで辛いこともあったけど、めげずにここまでやってきたんだし、もう大丈夫だよ。 (2021年11月15日 1時) (レス) @page50 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 天元さんの甘々加減には、周りも一緒に赤面物ですね(^^)そして、夢主がずっと目指していた夢がやっと現実に……これで天元さんと同じ場所で同じ景色を見られますね!ずっと頑張ってきて良かった…!努力は必ず報われますね! (2021年11月13日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 梅ちゃん〜、本当に有言実行だね。それにしても、すぐ気づくなんてすごいなぁ。周りのことを気にせず、褒めてくれるなんて、本当に天元さんらしいですね。夢主ちゃんも恥ずかしい反面、嬉しかったりするのかなぁ。(’-’*)♪ (2021年11月13日 0時) (レス) @page49 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
momoko19960430(プロフ) - レモネードさん» 夢主を信じて、黙って見守ってくれた天元さんの優しさと暖かさが格好良いですね!そして、有言実行の梅ちゃんが天元さんに爆弾発言させてましたね(^^; あそこで堂々と褒める辺りが流石天元さんと言うか…笑 (2021年11月12日 21時) (レス) id: 97219a3715 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - 天元さんも実はこっそりと話を聞いていたんだね。本当は間に入って自分の口から言いたかったと思うけど、夢主ちゃんも負けなかったね。そしてご両親に気にいれられるなんて、すごい。(゜∇^d)!! (2021年11月12日 0時) (レス) @page48 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:P | 作成日時:2021年10月15日 12時