苺の王子様は鬼殺隊員

任務の時間 ページ7

Aside

私は、今、屋根の上を走り回っている。

私が住んでいる街には、一軒家が多い。

だから、そんなに大きなビルもない。

いわゆる、田舎というところだ。

でも、そんなにド田舎ってところではなくて、普通にバスも電車も通っている。

ド田舎では無いと証明するものは…タピオカのお店？

今流行ってるらしいけど、私は飲んだことがない。

任務があって時間が無いのもあるけど…意味不明の黒いつぶつぶが、少し怖い。

幼なじみ達は、飲んた事があるらしい。

莉犬くんなんかは、ハマってしまって、3日に1杯は飲んでいるそう。

…純粋に、凄いと思う。

鬼｢ガーーーウ！！｣

『あ、鬼。』

少し広めの公園に、鬼がいた。

『雪の呼吸 壱ノ型 雪原』

鬼の首を、横に斬る。

灰になって消えていく鬼に、手を合わせる。

…可哀想。

そう師範に言えば、師範はニコニコしているだけ。

柱に言えば、

｢そんなことは無い。｣

と言う。

ほんの少しだけだけど、｢そうだね｣と言ってくれる人は居る。

鬼も人も、仲良くいられる世界。

鬼殺隊員でありながら、柱でありながら、そんなことを考えてしまう。

───私は、おかしいのだろうか。

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