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想いの時間 ページ29

今回もさとみさん視点で書かせていただきます!

次回は多分、Aさん視点に戻ると思います!

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さとみside

Aの声が聞こえた方を向く。

…え。

ジ「やっぱ、屋敷って、でかいな…。」

俺達は、目の前の大きな建物に、驚いた。

蝶屋敷は病室とかがあり、病院みたいに広いことが分かっていた。

でも、病室が無くてもこの大きさって…凄くね?

ってか、ここ、誰の屋敷だよ。

すると、カナヲ様が屋敷に向かって会釈をした。

顔を上げ、俺達を置いて、敷地内に入っていく。

そのまま、屋敷と塀の間の道を通りだした。

俺達も会釈をして、早足でカナヲ様に追いつく。

?「Aさん、お願いします!」

歩いていると、男の子の声が聞こえた。

続いて、カンッと、木刀がぶつかる音がする。

道を抜け、顔を覗かせてみる。

訓練用の広い場所で、男の子とAが、木刀を持って稽古をしていた。

男の子が、視線を左に向けた。

俺の隣で、るぅとが鼻で笑う。

そりゃそうだ。

あんなトラップ、バレバレだ。

───でも、Aの体は、左に動いた。

「「「「「「「!?」」」」」」」

これには、カナヲ様も驚いていた。

…いや、ころんでも気づいてんだぞ、そのトラップに。

A、何やってんだよ。

男の子が、木刀を振る。

負けた、とここに居る全員が思ったはずだ。

でも、諦めるのは、まだ早かったらしい。

ヒュンッ。

Aが、右回りに一回転して、木刀を振った。

男の子の首の真横に、木刀がある。

一瞬の事だった。

?「はっ、速い…。」

?「今の、なんだ!?」

あ、そこにも居たのか。

木陰に、2人の男の子と、竹を加えた女の子。

?「ほんとに、凄いです…。」

『ありがとう!炭治郎も、良かったよ!』

Aが、微笑んで言った。

数秒後。

こ「え、A、強くね?」

と、ころんが声を出した。

る「想像以上なんですが。」

橙「むっちゃ強いな〜!」

…Aより弱いなんて、悔しい。

桃「俺達も負けてらんねーな。」

赤「そうだね!頑張ろ!」

紫「A、お疲れ様。」

俺たちのことを心配するAを見る。

俺は、心の中で、絶対に強くなると誓った。

だって…



────好きな人も守れないなんて、男らしくないもんな。

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黄緑 - おもちさん 見て下さってありがとうございました!面白いと言って貰えて嬉しいです! (2021年3月5日 19時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - よいちゃんさん ありがとうございます!“軽く”30周ですね! (2021年3月5日 19時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 涼花さん 見て下さってありがとうございました!更新頑張ります! (2021年3月5日 19時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - MIYABIさん コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年3月5日 18時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - れもんさん 見て下さってありがとうございます!飛び跳ねるほどとは…!嬉しい限りです! (2021年3月5日 18時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黄緑 | 作成日時:2020年8月26日 19時

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