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戦いの時間 ページ19

⚠注意⚠ 流血表現ありです!

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Aside

みんなが、下弦の弐に向かって、走っていく。

ちなみに、るぅとくんは、私のそばに居てくれている。

それにしても、丙の上位者なだけあって、とても早い。

まぁ、私や柱のみんなには叶わないけどね。

…当たり前のことだったね。

下弦の弐は、みんなの速さにちょっと驚いていた。

一般隊士の少し強いくらいだと思っていたのだろう。

でも、すぐに立て直していた。

速さも、強さも、みんなの少し上くらい。

…待って、5人の合計のちょっと上ってこと!?

凄くない!?

よく見てみると、下弦の弐は、みんなの攻撃を血気術で的確に跳ね返していた。

頭脳派なのだろう。

時々、こっちにも血気術を出してくる。

るぅとくんが防いでくれているから、問題は無いけど。

るぅとくんの背中に隠れながら、刀のことを考える。

生憎、今日はみぞれがいない。

本当に久しぶりの非番だから、みぞれにも、休暇を出してあげたんだ。

私の事だけじゃなくて、御館様からの仕事も頑張ってるもんね。

あ〜ぁ、どうしたものか。

───みんなは強いから大丈夫。

その考えが覆されたのは、それから、わずか2分後だった。

下弦の弐の血気術で、みんなが倒れていく。

頭脳派のこの鬼は、ちょっとずつ、みんなに傷をつけていた。

血気術には、傷口が塞がらないという特性があったらしい。

無数の、小さな傷から、少しずつだけど、確実に血が出ている。

ちょっとした傷だから、大丈夫だろうという考えを、利用していたのだ。

でも、みんなは、必ず私の隣に来てから、倒れていく。

私が喰われそうになったら、自分の身を出してでも、守ろうとしてくれているのだろう。

命をかけた優しさに、心が暖かくなる。

下弦の弐は、木の上に乗って、私達を見下ろしていた。

弐「ははっ、無様だね〜。頭脳がないから、こんなことになるんだよ。」

その言葉に、カチンときた。

自分の殺気を、必死に抑える。

鬼に、みんなに、バレてしまうから。

る「…許しません。」

急に、るぅとくんが、低い声を出して言った。

る「僕の大切な家族に、頭脳がないなんて言ったこと…絶対に、許しません!」

そう言って、るぅとくんが、駆け出していく。

『待って!』

あの強さの鬼に、1人で向かうなんて!

救出の時間→←見守りの時間



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黄緑 - おもちさん 見て下さってありがとうございました!面白いと言って貰えて嬉しいです! (2021年3月5日 19時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - よいちゃんさん ありがとうございます!“軽く”30周ですね! (2021年3月5日 19時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 涼花さん 見て下さってありがとうございました!更新頑張ります! (2021年3月5日 19時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - MIYABIさん コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年3月5日 18時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - れもんさん 見て下さってありがとうございます!飛び跳ねるほどとは…!嬉しい限りです! (2021年3月5日 18時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黄緑 | 作成日時:2020年8月26日 19時

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