非番の時間 ページ14
Aside
ピピピピピピ…
『…ふぁ〜。』
いつもの目覚ましの音で、目を開ける。
布団から出て、今日は午前授業だと思い出す。
な《A、急にごめんね。明日、午前授業だから、午後に話すね。》
あ、昨日の事件…。
『…めんどくさ。』
思い出そうとするのを辞め、時計を見ようとすると、机が目に入った。
『…なに、これ？』
正確には、机の上に置いてある文が。
この頃、よく文が来るな〜。
もしかして、文のやり取りが流行ってたりして？
丁寧に広げると、そこには、大人らしさを含んだ、可愛らしい字が。
送り主は、すぐに分かった。
『甘露寺さんだ！』
【Aちゃんへ
久しぶりね！今、文でやり取りするのが流行ってるの！
私も、流行りに乗ってみたわ！
それより、報告よね！
明日、Aちゃんと6人の丙の子達が任務することになってたわよね？
その日、私がAちゃんの街で、癸の子達に任務を教えることになったの！
だから、Aちゃん、非番になっちゃったの…ほんとにごめんなさい！
会えるかな〜？とも思ったんだけど、久しぶりの非番だし、遊んで来ていいわよ！
また、甘味処に行きましょうね！】
やっぱり、文でのやり取りが流行ってたか。
それより、今日、非番ってことは、みんなも非番ってことで…。
こりゃー、どこか、買い物に連れてかれるな。
はぁ、とため息をついて、準備に取り掛かる。
玄関を開けると、幼なじみ達が、曖昧な表情をして立っていた。
…案の定、学校は直ぐに終わった。
早く家に帰ろう…としたところ、はい、見事に捕まりましたね。
今の状況、左手をジェルくん、右手をなーくんに掴まれてます。
と、言うか、手を繋がれています。
ジ｢A、行くで〜。｣
『え？このままみんなの家に直行なの！？』
な｢うん、そうだよ。｣
莉｢よーし！レッツラゴー！｣
る｢ちょ、莉犬！走らないで下さい！｣
こ｢このジュース、うっま！｣
さ｢よっしゃ、莉犬！家まで競走だ！｣
莉｢OK！絶っっ対負けないから！｣
る｢ちょっと！｣
うん、カオス。
そして、みんなの家に到着しました。
相変わらず、広いこと。
『おじゃましまーす。』
そう言って靴を脱ぎ、リビングへ行く。
みんなが揃ったところで、なーくんが話し始めた。
な｢実は俺たち…鬼殺隊員なんだ。｣
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黄緑 - おもちさん 見て下さってありがとうございました！面白いと言って貰えて嬉しいです！ (2021年3月5日 19時) (
レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - よいちゃんさん ありがとうございます！“軽く”30周ですね！ (2021年3月5日 19時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - 涼花さん 見て下さってありがとうございました！更新頑張ります！ (2021年3月5日 19時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - MIYABIさん コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2021年3月5日 18時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
黄緑 - れもんさん 見て下さってありがとうございます！飛び跳ねるほどとは…！嬉しい限りです！ (2021年3月5日 18時) (レス) id: efb9a9b0ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄緑 | 作成日時：2020年8月26日 19時
