君日記（ Ⅰ ） (ページ9)

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廉「彩かよ笑」

彩「いやこっちの台詞」

二人ともそう言ってるけど、

私の目には

お互い嬉しそうだってうつってしまう。

紫耀くん

またあの顔だ。

どうして彩ちゃんを見る目が

時には幸せそうで

時には寂しそうなの、？

せっかくまた会えたのに

夏の間だけ好きでいられると思ったのに

こんなんじゃ、

もう帰ろうかな.....‥

コンコンと誰かが机を叩く音がした

紫耀「大丈夫？緊張してる？」

そんな優しい目しないでよ、

離れたくなくなるじゃん

「ううん、ウキウキしてるよ」

いいの。

君が誰を好きでも、

私は君と過ごせるだけで幸せ

そう思う努力するね.....

紫「机くっつけよっか、？」

「…え？」

間抜けな私の声が響く。

紫「教科書ないじゃん、？

　一緒見るっきゃないでしょ」

そう言って、机を近づけてきて

コツんと、

くっついちゃった。

君があまりにも近いから

授業なんて一個も頭に入らないや

あっという間に昼休み。

彩「今日は4人で食べれるように

　色々作ってきたんだよ！」

廉「よしゃー、

　コンビニ行くか～笑」

彩「廉のはないよ笑」

廉「ないたー笑

　いいし、Aちゃんから

　あーんしてもらうから笑」

なんて言いながら

私をみて首を傾げる廉くん。

こんな顔されて惚れない女の子いないでしょ、

「いっただきまーす！」

偶然重なったその声に

やはり運命を感じてしまう。

紫「そーいえばさ、

　明日から学校祭なのしってた？笑」

「え、、？」

廉「そーやん！

　今日の午後全部文化祭準備やで笑」

彩「高校最後の思い出じゃんね、」

最後ね....

私にとっては最初で最後だね....

「文化祭ってどんなことするの、？」

彩「んとねー、お化け屋敷とか

　クラスごとにいろいろ出し物したり？」

廉「体育館でバンドとかなー」

紫「俺は模擬店がすき笑」

お話だけで楽しそう....

彩「去年の写真見る？？」

「うん！みたい！」

そこには、

紫耀くん、廉くん、彩ちゃん

三人の写真があった

ここに入れたらな、

そんな気持ちと

彩ちゃんが羨ましい。

ただそれだけ。

廉「今年はAちゃんもおるって

　俺めちゃめちゃ嬉しいで」

ほらまた、

そんな顔でみないでよ、

好きになっちゃったら

どうするの、、、