君日記（ Ⅰ ） (ページ44)

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「8月8日、月曜日、晴れ時々涙

　
　私にとって、

　君は、『夏』。

　君にとって、

　私は、『』。

　好きという気持ちに

　終わりが来なくても、

　お互いの関係には終わりが来てしまう

　恋ってそんなもんなのかな

　私の夏は、

　少しずつだけど

　確かに終わりに近づいている。

　でもまだ実感がない

　もしかしたら、一生このまま

　君たちと過ごせる気がして…

　そんなことないってわかってるけどね、

　
　毎朝見る海と

　君と見る海は

　全然表情が違う

　君と見る景色すべて

　私だけのものにしちゃいたいな

　出会っちゃったんだもん、

　好きになっちゃったんだもん、

　せめて、

　君と夏の最後迎えたい

　いや、

　君たちと....ね、？

　はっきり言えない、

　はっきり言わない優しさ、

　きっと、

　廉くんにも紫耀くんにも

　ありすぎる優しさ

　でもなんとなくわかっちゃうせいで

　心がゆらゆらしちゃうね。

　困ったもんだ。

　私の最後の恋は

　

　誰と、なんだろうね

　」