君日記（ Ⅰ ） (ページ20)

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「8月4日、木曜日、雨

　昨日の彼は、、

　
　確かにあれは、

　紫耀くん。

　でも実は

　どこかで廉くんのこと

　待っていたのかもしれない.....

　半分くらいの喜びと

　半分くらいの寂しさであふれた

　でもどうして紫耀くん、？

　なんでよ、、

　全くわからないや

　私にそうしてくれるのは

　優しさからですか、？

　それとも、

　好きの気持ちからですか、？

　でも期待するのやめるね、

　私がずっと気になるのは

　彩ちゃんの好きな人。

　廉くん、？紫耀くん、？

　きっとそのうちの二人だよね、

　ごめんね、彩ちゃん、

　どっちにも恋してほしくないの、

　だって、

　勝ち目ないんだもん。

　あれ、

　空が泣いてる。

　たーぷり大粒の涙

　強く打ち付けてくる.....…

　まるっとまるごと

　私のこと

　すきになってください、、

　曖昧なまま終わらせちゃうの

　悲しいから......
　」