* 君でなければ… * 1 *~Yuuri.C~

君でなければ…46 ページ47

知念Side



僕は自分の出番を確認し、

しばらく"待ち"だと分かると…

すぐに亜依果ちゃんに電話をかけた。




pll……pll……





何度かの呼び出し音の後…




A『知念…くん？』




大好きな子の声が聞こえてきた。




知念『亜依果ちゃん…今大丈夫？』


A『うん…平気…。どうしたの？』


知念『メールありがとう!!すっごい嬉しくて…我慢出来なくて電話しちゃった♪』


A『フフ…喜んでもらえて良かった』


知念『ヒカに見せたらカワイイって言ってたよ』


A『えっ？』


知念『今…ドキッとしたでしょ』


A『し、してないしてない!!』


知念『亜依果ちゃんってば気が多いなぁ…』


A『違うよ…知念くんにだけ見てほしかったから…』


知念『へ？』


A『あんな恥ずかしい写真…知念くんだけと思ったから…』


知念『ごめんね…可愛かったからつい自慢したくて…』


A『な、可愛くないもん…』


知念『亜依果ちゃんは可愛いよ』


A『…ありがと』

君でなければ…47→←君でなければ…45

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す