君でなければ…36 ページ37
突然の告白に頭が真っ白になった。
嬉しい。
でも……。
そんな感情が入り乱れていた。
知念『ダメ…かな?』
知念くんはものすごく不安げな顔で私を見た。
A『ううん…嬉しい。すっごく嬉しい。』
知念『じゃぁ……』
A『ごめんなさい。』
知念『えっ?!』
A『ごめんなさい…』
知念『でも…今嬉しいって…』
A『うん、嬉しい…でもダメなの。』
知念『どうして…?僕の事キライ?』
A『キライなんかじゃないよ…』
知念『じゃぁどうして…?』
A『今はダメなの…』
知念『えっ…?』
A『知念くんが…卒業…してから…』
知念『卒業?』
A『そう。』
知念『何で卒業…?』
A『知念くんは…芸能人だから…』
知念『それ…どういう意味?僕が芸能人だから付き合えないって…そう言ってるの?』
A『違うっ!!そうじゃない。』
知念『違くないでしょ…?』
A『違う…知念くんは芸能人で…本当は付き合ったりとかも良くないんだと思う…』
知念『……』
A『でもね、もし…万が一誰かに私たちの事を知られちゃった時に知念くんが高校生だと…色々言われちゃうと思うの。私も随分年上だし…。』
知念くんは黙ってたけど、私は続けた。
知念くんなら分かってくれると思うから。
A『でも高校を卒業したら18歳だし、少し変わると思うの。もちろん卒業したからって誰も何も言わないわけではないけど…』
そこまで言って、私は俯いた。
これでダメなら仕方ないもん…。
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アカリ(プロフ) - 私この小説大好きです! (2015年5月22日 19時) (レス) id: df833139bd (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - 読んだら面白かった!これからも頑張って! (2015年3月10日 21時) (レス) id: 5f5f247cb8 (このIDを非表示/違反報告)
☆とも☆(プロフ) - あっちゃんさん» こんなのを面白いなんて言ってもらっちゃって…ありがとうございます☆ (2014年1月30日 19時) (レス) id: 0616363b77 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - とても面白いですね ハマりました!急がしかもしれませんが更新ガンバって下さい!楽しみにしてます! (2014年1月30日 14時) (レス) id: b2be9309ef (このIDを非表示/違反報告)
☆とも☆(プロフ) - りっちゃんさん» いつもコメントありがとうございます☆私のやる気の源です!!更新頑張りま~す(´・ω・`)ノ (2013年9月27日 19時) (レス) id: be98f3b1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:☆とも☆ | 作成日時:2013年9月13日 20時