君でなければ…25 ページ25
その日の夜ーーー
仕事が終わり、着替えて外へ出る。
この前と同じ場所で知念くんが待っていた。
A『知念くん…お待たせ…。』
私は側まで行き、静かに声を掛けた。
すると…知念くんはゆっくり顔を上げ、
知念『こんばんは。お仕事お疲れ様!!』
そう言って、私に笑顔を向けた。
この笑顔は…いつでも私を幸せにする。
知念『今日も…そこのカフェで大丈夫?』
A『うん…大丈夫です…。』
ヤバイ…話が気になって変に緊張しちゃってる。
顔…引きつってるかも……。
前を歩く知念くんの背中を見つめながら
そんな事を考えた。
あの日と同じように私を奥の席へ座らせると
知念『今日は…何にする?』
A『えっと、レモンティで…』
知念『レモンティ好きなんだね。』
そう言って店員さんにオレンジジュースとレモンティを頼んだ。
"知念くんもオレンジジュース好きなんだね"
普通の会話なのに、今日の私は口に出すことが出来なかった。
しばらくして、店員さんがオレンジジュースとレモンティを運んできた。
2人の前にはそれぞれ飲み物が置かれ、
お互いがなにも言わずにそれを見つめていた。
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アカリ(プロフ) - 私この小説大好きです! (2015年5月22日 19時) (レス) id: df833139bd (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - 読んだら面白かった!これからも頑張って! (2015年3月10日 21時) (レス) id: 5f5f247cb8 (このIDを非表示/違反報告)
☆とも☆(プロフ) - あっちゃんさん» こんなのを面白いなんて言ってもらっちゃって…ありがとうございます☆ (2014年1月30日 19時) (レス) id: 0616363b77 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - とても面白いですね ハマりました!急がしかもしれませんが更新ガンバって下さい!楽しみにしてます! (2014年1月30日 14時) (レス) id: b2be9309ef (このIDを非表示/違反報告)
☆とも☆(プロフ) - りっちゃんさん» いつもコメントありがとうございます☆私のやる気の源です!!更新頑張りま~す(´・ω・`)ノ (2013年9月27日 19時) (レス) id: be98f3b1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:☆とも☆ | 作成日時:2013年9月13日 20時