* 君でなければ… * 1 *~Yuuri.C~

君でなければ…41 ページ42

A『これって…？』


知念『うん、台本。ドラマが決まったんだ!!』


A『うそうそ!?すごーーいっ!!やったね♪』


知念『うん、亜依果ちゃんが喜んでくれて嬉しい。』



ドラマか�・…本当に芸能界の人なんだな…。

どっか…遠くで撮影なのかな…？

会える日も減るんだろうな…。

ちょっとだけ…



知念『寂しい？』


A『えっ…？』



思いきり心の中を読まれたようで…ドキッとした。



知念『撮影で会える日も減っちゃうから…寂しい？』


A『そ、そんな事ないよ…』


知念『素直じゃないんだから』


A『だって…それが知念くんのお仕事だし、ドラマなんて本当にスゴイ事だし…』


知念『僕は寂しいけどな…』


A『え？！』


知念『そんな驚かなくても(笑)そりゃそうでしょ。今まで会えてた時間が減っちゃうんだからさ。』


A『うん…』


知念『なるべく時間作るからさ!!そしたら休憩室デートしよ？』


A『でも…無理しないでね？きっとドラマの撮影なんて大変だから…』


知念『ありがとう。でも、亜依果ちゃんに会えない方がおかしくなっちゃう』


そう言って、知念くんは舌をペロッと見せた。

こんな風にお互いを思い合えるって…スゴイ事だよね。

最初は"お客さん"と"店員"だったなんて信じられないな…。



A『知念くん！お仕事頑張ってね!!私…応援してるから♪』


知念『フフ…ありがとう。』



満足そうに知念くんは笑った。

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