桃色嫌いの彼女と桃色の彼氏

#8 ページ34

you side


みんなの優しさが、すごい伝わる…



ますます泣きそう。




実「どーした？何かあった？」





貴「うん…」




実「秀太と喧嘩でもした？」




貴「っ…喧嘩というわけじゃない」




実「じゃあなんで泣きそうなの」




貴「そ、それは秀太が…浮気、したから」




AAA「「はぁー？？」」



ﾋﾞｸｯ



いきなりの皆の大声に驚く。そして、



実「みんなうるさい、で、何秀太が浮気？」



貴「うん」


さっき見たことをすべて話す。



どんどん顔が怖くなる実彩子…




〜♪




着信音が流れる。




あ、うちのだ。と、スマホを取ると



貴「…秀太」



ディスプレイには【末吉秀太】の名前。




出たくないな。




直「ちょっと貸して」



と、手に持っていたはずの私のスマホを取った。



ﾋﾟｯ



貴「え。」




直「あーもしもし、俺だけど…ん？…あーそーだよ…なんでかって？…えしらなーい…来ればいいじゃん…うん、△△レストラン…はーい」



と、秀太と直也くんの会話が聞こえた。



終わったかと思うと、




直「今からくるって」




貴「え、」




気まずい…

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