第29話 日陰の花 ページ32
はぁ・・・
やっぱ暖かい所はいいよなぁ〜
あたしはいつも通り屋上に居る。
さすが立春前。
前より暖かい。
要「あったけぇ・・・」
祐「こんなに天気がいいと何にもやる気が起きないよ。」
悠「いや、祐希は年中無休でやる気が起きてないから」
あ「でも、分かる気がする〜」
千「諸君いいのかね？青春は今しかないんだぞ!!」
要「今もねぇよ」
春「まぁまぁ」
とりあえず確かに暖かい。
・・・ん？
日陰の方に花が咲いてる。
あ「寒そう・・・」
要「誰がだ」
春「そうですよ？
こんなに暖かいじゃないですか」
あ「え？皆じゃないよ。
あそこに咲いてる花」
寒そうな花の方をあたし達は向いた。
千「うわっ!!ホントだ」
春「移してあげられませんかね？」
あ「う〜ん・・・」
確かなんかあったような・・・
プ、プラ・・・
いや、鉢だ。
要「鉢に入れたらどうだよ」
祐「そだね、要がいらいらのしすぎで
入院したときに持っていってあげるよ」
要「ｵｲ、それは根を張るってことじゃねぇか」
そういって要は祐希を叩いた。
あ「んじゃ、移してあげようか」
千「そだねー」
悠「スコップいるでしょ、持ってくる」
あ「ありがと」
春「このお花なんていうんでしょうか？」
祐「どーでもいいよ、とりあえずは引越しだよ。引越し」
数分後、悠太がスコップを持って帰ってきた。
そして、花の周りを掘り始めた。
悠「よしっ、鉢もついでに持ってきたから入れようか」
千「さすがゆうたん!!」
祐「悠太さっすがー」
悠「そりゃどうも」
あたしが鉢に花を入れた。
あ「可愛い〜!!」
春「そうですね〜」
要「その花どうすんだ？」
ど〜しよっかな。
そうだ!!あたしの家に持っていこ。
あ「あたしが育てる!!
ね？いいでしょ？」
千「まぁ、見つけたのはAっちだもんね」
要「そーだな、それが妥当だな」
あ「やった〜!!ありがと、皆!!」
悠「そんなに上機嫌になる？」
あ「ふふっ」
今、あの花はあたしの部屋で
暖かい太陽の光にあたっている。
だって、いいでしょ？
ずっと一人で。
ずっと日陰でここまで来たんだから。
日陰で頑張った人が日向で輝くんだ。
日陰で踏ん張った花が。
ほら、あの花が風になでられているよ。
第30話 白い月〜whitemoon〜→←第28話 時の音2
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月猫花＊(プロフ) - 要大好きぃぃぃぃ！！！ (2015年7月14日 7時) (
レス) id: f9e067ca33 (このIDを非表示/違反報告)
月猫花＊(プロフ) - うーん、、、。最後まで面白かったです！！また頑張ってください (2015年7月14日 7時) (レス) id: f9e067ca33 (このIDを非表示/違反報告)
夏恋(プロフ) - ありがとうございます！ユミリンさんのおかげです……番外編もよろしくお願いします。はい！逢えたらいいですね!!今までありがとうございました。 (2013年3月21日 14時) (レス) id: 425e87e5cc (このIDを非表示/違反報告)
ユミリン(プロフ) - 最後のほうすごい感動しました！！(泣)番外編も頑張ってください！そしてまた逢えたらいいですね！ (2013年3月21日 14時) (レス) id: 5ea06cecf6 (このIDを非表示/違反報告)
夏恋(プロフ) - ユミリンさん！ありがとうございます！ユミリンさんのおかげで、そして見てくれている読者様のおかげで頑張れます！ほんとにありがとうございます！ (2013年3月2日 13時) (レス) id: 425e87e5cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏恋 | 作成日時：2013年2月13日 21時
