第23話 大地の色と 要side ページ26
俺は最近可笑しい
最近ドキドキしっぱなしなのだ。
そう、しっぱなし。
少し前からドキドキはしていたけど。
最近はもうAと喋るだけで
ドキドキして。
俺、どうかしたな。
とうとう子ザルと一緒の部類に入ったか。
自分で悲しくなるぞ。
ふと隣を見るとAも
神妙な顔をしながらぼーっとしていた。
要「おい、どうした」
あ「え?何もないよ?」
こいつ嘘ついてる。
だってAは顔にでるから。
要「嘘つけ」
初めは言わせようと思ったが
やめておいた。
言いたくないって顔をしていたから。
要「言えないのならいい」
そう言った。
あ「うん」
いつか、言ってくれるだろう。
いつかでいい。
いつかでいいから。
Aが自分で悩みを打ち明けてくれる日を
待っていよう。
そうなれる自分を創っていこう。
そう思った。
千「じゃっあね潤オ、皆!!」
子ザルが帰って行き
そしてあいつらも帰って行って、
最後には俺と・・・Aだけになった。
Aと二人きりになると
余計ドキドキしてしまう。
はぁ・・・
まじでどうかしたな。
Aは前、
「もう、要は十分頑張ったよ。
無理してない風にしてるけど
ほんとは裏でいっぱい頑張ってる。
自分の力以上のことをやろうとしてるけど。
でもぶきっちょだから。
あたしが手伝ってあげるから。
もう、今日はいいんじゃない?
あたしは見てるから。
________見てたから」
そういって笑った日があった。
そのときだろうか。
静ねぇ以外の誰かが
そんな風に言ってくれた人が
まだ、こんなに近くに居たと知ったのは。
そのときだろうか。
俺、Aが好きだと気づいたのは。
自分の中で言いたいのかもしれないな。
好きだって。
あぁ潤オ・・・
俺、どうしよう。
その時、Aがため息をついた。
そして。
あ「ねぇ、要?」
要「あ?」
なんだ?
あ「あ、あのさ・・・」
要「なんだよ」
あ「あ、あたしさ・・・」
要「だからなんだよ」
あ「要が、要のことが」
その時の大地は
空の色が移ったのか
君の頬のように
すこしオレンジ色がかかっていて。
あ「________好き」
そして、
そう言った君の顔は笑っていた。
潤オ潤オ潤オ潤オ潤オ潤オ潤オ潤オ
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月猫花*(プロフ) - 要大好きぃぃぃぃ!!! (2015年7月14日 7時) (レス) id: f9e067ca33 (このIDを非表示/違反報告)
月猫花*(プロフ) - うーん、、、。最後まで面白かったです!!また頑張ってください (2015年7月14日 7時) (レス) id: f9e067ca33 (このIDを非表示/違反報告)
夏恋(プロフ) - ありがとうございます!ユミリンさんのおかげです……番外編もよろしくお願いします。はい!逢えたらいいですね!!今までありがとうございました。 (2013年3月21日 14時) (レス) id: 425e87e5cc (このIDを非表示/違反報告)
ユミリン(プロフ) - 最後のほうすごい感動しました!!(泣)番外編も頑張ってください!そしてまた逢えたらいいですね! (2013年3月21日 14時) (レス) id: 5ea06cecf6 (このIDを非表示/違反報告)
夏恋(プロフ) - ユミリンさん!ありがとうございます!ユミリンさんのおかげで、そして見てくれている読者様のおかげで頑張れます!ほんとにありがとうございます! (2013年3月2日 13時) (レス) id: 425e87e5cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏恋 | 作成日時:2013年2月13日 21時