だってウチら"親友"ってやつじゃん 【Fuma.K】

Episode5 ページ5

あのまんまAに付き合って









「おい、起きろって」









『なぁに....うるさい.....』









ベロベロに酔ったAがそのまんま寝出したところ









「..お前さぁ、ここ男の家だぞ？






もう少し危機感持てよ」






　






アルコールで少し赤くなった顔に少し乱れた服が









目のやり場を困らせた









惚れられてる男の家で無防備になってんじゃねえよ









『風磨なんだがらいいでしょぉ...今日は泊まらせてよ...』









なんて言いながら勝手にソファで寝っ転がるA









それを見て、俺は大きくため息をついて、空き缶やらゴミを片付ける









『.....別れたくなかったな』









そう言ってAは目を瞑って眠りについた









Aの目には涙が溢れていて









俺はブランケットで涙をそっと拭って体に掛けた









そんな顔すんなよ









Aの涙を見ていると喜んだ自分が惨めで









好きな人の幸せを願うべきだろ、









自分にそう言い聞かせる





___翌朝









『あったま痛い.....』









「おはよ、A」









『風磨....おはよう』









そりゃあれだけ呑んだら二日酔いにもなるわな









「ほら水飲みな」









『ありがと....









ごめんね、風磨 いつもありがとう』









「何あらたまって、別にいいんだけどこんなこと」









『よしっ、切り替えるね私も、！









こんな朝までお世話になっちゃって









いつも風磨に甘えっぱなしでごめん！』









空元気で頑張り出したA









無理矢理笑わなくていいのに









俺はお前が落ち込んでたことを喜んだんだから、。









「....だから別にいいって、気にすんな」









俺も無理矢理笑って答えた









『風磨が作った朝ごはんだけ食べたら帰るね！』









「おい、もらえるもんはもらって帰るな」









Aに朝ごはんを提供して









見送った後誰もいない1人部屋の中で







　





Aとの出会いを思い出していた

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